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合田哲郎インタビュー|第3回 WBCに向けた展望

チェコ代表が見た“アジア野球の真実”
合田哲郎インタビュー|第3回 WBCに向けた展望

はじめに

2025年11月に行われた韓国遠征を経て、チェコ代表が目指す次なる舞台は、2026年3月開催のWBC本大会。韓国代表との対戦を通じて得られた収穫と課題、強化ポイント、さらには日本や韓国との交流をどう活かしていくのか――チェコ代表に同行した合田哲郎さんが、その舞台裏を語ってくれました。


目次

韓国遠征で得た収穫と浮き彫りになった課題

Q1. 今回の韓国遠征で得られた一番の収穫と課題は何でしょうか?

合田哲郎:若手選手に経験を積ませる絶好の機会になったことが最大の収穫です。韓国の打者の特徴も把握できましたし、150キロ級の投手陣との直接対戦は大きな財産になるでしょう。

一方で、三振の多さと盗塁のされ放題という課題も浮き彫りになりました。特に打撃コーチの指示には少し疑問が残る点もありました。ですが、三塁コーチをMiLBで指導歴のあるチェコ人に交代したのは良い判断だったと思います。練習では走塁に力を入れていた点は明確な進歩でした。


強豪ひしめくプールC、次なる準備とは?

Q2. プールCでの対戦に向けて、どのような準備や対策を?

合田哲郎:前回大会(2023年)と比べて、今回は準備期間が十分にありますし、対戦相手の情報も豊富に得られています。本大会直前にはNPB(日本プロ野球)の複数チームとの練習試合も予定されており、これは大きな強化材料になると思います。


チーム強化の鍵と見えた課題

Q3. 打撃や走塁の面で改善すべき点は?

合田哲郎:今回のソウル遠征は、WBC代表に選ばれるかどうか分からない若手に経験を積ませることが主目的でした。ハジム監督も韓国戦では手の内を明かしたくなかったのだと思います。

「兵は詭道なり」という孫子の兵法にある通り、韓国戦で登板した投手たちは本番(東京ドーム)では使わない可能性もあると思います。

また、練習面では改善の余地があります。例えば打撃練習では速球中心でしたが、日本の「ランチ特打」のように、緩い球で打者の快感を引き出す練習も必要です。さらに、ライブBPやシート打撃を実施せず、投手3人が登板機会を得られなかったことも勿体なかった。ライブBP用に追加で投手を連れてきてもよかったのではないでしょうか。


国際親善試合と今後の展望

Q4. 韓国や日本との今後の交流、課題と希望は?

合田哲郎:来春のWBCでプールC最下位に終わるようなことがあれば、韓国・日本・台湾といった国々も、今後はチェコ代表と親善試合を組んでくれなくなるかもしれません。最低でも1勝して、最下位は避けなければならないと強く思います。

また、今回の韓国遠征や交流について、協会幹部は自分たちの努力で実現したと思っているかもしれませんが、実際には現場の首脳陣や選手の存在があってこそです。協会とチームの溝は、昨年の名古屋遠征以降、まだ埋まっていません。その信頼関係の構築こそが、今後の持続的な強化と国際交流の鍵になると感じています。


【完結】

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